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今日は大切な人のお話を。
自分自身の気持ちの整理のために、いつか書きたかった事でした。
不快な部分もあるかもしれませんがどうぞお許しください。

彼と初めて会ったのは、今年の１月になります。

彼がその頃勤めていたお店に、私がふらっと立ち寄った時の事でした。
「なんて頭の回転の速い、気遣いのできる人なんだろう」
と思ったのが第一印象。
SLで出会った人の中で、初対面なのにこんなに会話のテンポが合って、
気楽に話せる人は今までいませんでした。

程なくして彼がそのお店を辞める事を知った時、
「ああ、きっとこれでもう会う事はないんだろうな・・・」と
妙な寂しさを感じたのを、今でもよく覚えています。

予感の通り、それからしばらくは話す事すらなく。
「元気かなあ」と思いながらも、RL・SL共に忙しく日々を過ごしていました。


ある日、彼がIMをくれました。
きっと彼にとっては、単なる久しぶりの友達への軽い挨拶だったのでしょう。
でも私はその突然の事が嬉しくて、柄にもなくはしゃいでしまいました。
そして彼の言葉一つ一つに、めまぐるしく気持ちが揺れました。
うれしい、たのしい、さびしい、かなしい・・・

「好きなんだなあ」と実感したのがこの時です。


彼がIMをくれた事で、私からもしてもいいのかも…と思い始めた矢先、
その頃のSLのバグのせいで
彼からのIMも、私からのIMもなかなか届かない日が続きます。
たまにちゃんと届いてもお互い何かと忙しくてタイミングが合わず、
数週間〜１ヶ月に１度話すぐらい。

話す内容も「ひさしぶり、元気？」程度のものでしたが、
その短い会話の中にも、彼の優しさや気遣いをたくさん感じる事ができて、
それだけでも私は十分なほどにシアワセでした。


冬が終わって春になって、たまたま二人とも時間がぽっかり空いた時に、
本当に久しぶりにゆっくり会う事が出来ました。

SLで過ごす数ヶ月は、何年にも感じます。
あまりに久しぶり過ぎたので、緊張してうまく話す事すらできず・・
それでも彼は、私のペースでゆっくり話を聞いてくれました。

この時間は私にとって本当に大切なものでした。
今振り返ってもドキドキするぐらいです。


それからは少しずつ、会う回数も増えて行きました。

それまではたった数分、IMで話すだけでも満足していたのが、
どんどん贅沢になっていくのでしょうか。
彼との時間が増えれば増えるだけ、寂しい気持ちもまた増えました。

会う時はお互いの事情を考えて人目を避けて。
限られた時間の中で、次いつ会えるかわからない分
余計に離れてしまうのが怖くて、
帰ろうとする彼に何度も「あと５分だけ」と言っては困らせました。


そんな日が続いたある日、彼が
「これからはずっと一緒にいよう」と言ってくれたのが6月のこと。
そこからは一気に状況が変化します。

この変化の過程は、決して楽しい事、うれしい事ばかりではありませんでした。
悲しませた人も、一人ではありません。
彼も私も事を急ぐあまりに軽率な行動をとり、周りの人を傷つけました。

中傷もされました。裁判のような場所に立たされた事もありました。
画面の前で本当に何度も泣きました。

この時に親身になってくれた数少ない大好きな友達は、
SLを越えてずっと付き合っていきたいと思う程大切に思っています。
私たちはSLの中での多くのものを失いましたが、
かけがえのない大きなものを得る事ができました。


もちろん彼は今は、SLを越えて、RL共に大切なパートナーです。
二人でよく話し合って、そうでいることを決めました。

離れているからこそお互いが不安にかられて
情緒不安定になってしまうこともあります。
私は割といつもそんな感じなのですが、
彼にとっては初めて経験する気持ちだったそう。
それでも最後にはお互いを信じるという気持ちは変わらずにあるから、
約束の日のあと少しの間だけ、待とうと話し合いました。


たくさんの人を傷つけて、心配をかけたからこそ、
今はいっしょうけんめいにお互いを大事にしていこうと決めています。

ずいぶんと長くなってしまいましたが・・・

最後に、ほんとうにいつもありがとう、しゅう。
泣いてばかりの頼りないパートナーですが、これからもどうぞよろしく。